飼料検査のご案内

飼料検査とは

飼料検査とは、飼料が原因で起こる意図しないドーピングを未然に防止するための薬物検査のことで、競馬主催者の施設内で競走馬に与えることを目的に製造又は販売される飼料は、競走馬理化学研究所によるこの検査を予め受ける必要があります。

※以下のいずれかに該当するもの

単体飼料
単一の原材料からなる飼料
配合飼料
穀類、牧草を主な原材料とし、ビタミン、ミネラル等を混合した飼料
補助飼料
競走馬の栄養摂取を補助することを目的としたサプリメント等の飼料

中央競馬(JRA)・地方競馬を問わず、競馬主催者の施設内で競走馬に与える飼料を製造又は販売しようとする場合は、以下の 1 及び 2 手順により飼料検査を必ず受けてください。ただし、すでに QR コードが発行されている製品は、1 を省略して、2 から始めてください。

  1. JRA 飼料薬物検査監理委員会への申請

    1. まず、下欄の JRA 飼料薬物検査監理委員会事務局へメール又は電話でお問い合わせください。事務局が当該飼料製品の検査の必要の有無を判断するとともに、申請に必要な説明とアドバイスを行います。

      日本中央競馬会 飼料薬物検査監理委員会 事務局(馬事部アンチドーピング課内)

      〒105-0003 東京都港区西新橋 1 丁目 1 番 1 号

      TEL
      050 - 3139 - 9537
      E-mail
      j-kensa@jra.go.jp
    2. 飼料検査が必要と判断された製品及びその他、飼料薬物検査監理委員会が必要と判断する製品には QR コードを発行します。下記の「記載要領(記入例)」をよくお読みいただいた上で、「 QR コード申請フォーム 」に必要事項を記入し、監理委員会事務局へ提出してください。

      記載要領(記入例)

      OR コード申請フォーム

      ※「 QR コード 」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

    3. JRA 飼料薬物検査監理委員会により QR コード申請が受理されたら、競走馬理化学研究所が QR コードを発行します。発行後、申請書に記載された E-mail アドレスへ、受理された申請書(御依頼者様控えとして)を返送するとともに、QR コード及び品名コード通知決定書を送付します。
  2. 競走馬理化学研究所への飼料検査の依頼

    1. まず、下記の「記載要領」をよくお読みいただいた上で、「飼料検査依頼書」に必要事項を記入し、下欄の競走馬理化学研究所へ郵送して下さい。

      記載要領

      飼料検査依頼書( Word 形式 PDF 形式

      (公財)競走馬理化学研究所 薬物分析部 飼料分析課

      〒320-0851 栃木県宇都宮市鶴田町 1731-2

      TEL
      028 - 647 - 4461
      E-mail
      shiryo@lrc.or.jp
    2. 下記の事項をお読みの上、下欄へ検査料を振り込んでください。

      検査料は 1 製品につき 33,000 円(税込み)です。

      振込手数料は別途ご負担ください。

      領収書は金融機関発行の振込受領書をもって代えさせていただきます。

      振込口座

      足利銀行 本店(店番号 100 ) 普通預金(口座番号 3808529 )

      公益財団法人 競走馬理化学研究所 薬物会計口 理事長 安齊 了

      (ザイ)キョウソウバリカガクケンキュウショ ヤクブツカイケイグチ リジチョウ アンザイ トオル

    3. 下記の事項をお読みの上、飼料検査を受ける製品を競走馬理化学研究所へ送付、又は依頼者が直接搬入して下さい。

      送付料はご負担ください。

      流通時の包装が施された未開封の状態でお送りください。ただし、依頼者により小分けされた製品であって、かつ小分け製品が原製品の一部であることを依頼者により証明する書類が添えられている場合は、この限りではありません。

      検査には、馬に与える 1 日量の 5 倍以上の量で、かつ 20 g 又は 20 mL 以上の量が必要です。ひとつの製品で検査に必要な量に満たない場合は、複数の製品を送ってください。

  3. 検査の開始と結果の通知について

    1. 検査は、飼料検査依頼書と製品を受け取り、かつ検査料が振り込まれたことを確認してから着手します。不明な点があった場合は検査前にこちらから問い合わせを行うことがあります。
    2. 検査に着手してから概ね 10 日後に、飼料検査成績通知書を郵送します。また併せて Web 上に検査成績を掲載しますので、スマートフォンなどを使って QR コードから閲覧することが可能です。

      ただし、検査結果が陽性であった場合、多数の依頼が一時期に集中した場合など、事情により検査期間が長引くこともありますので、予め承知おきください。

      飼料検査成績通知書見本

    3. 2023 年 1 月より検査法が新しくなったことにより、従来にも増して正確な検査が行えるようになると共に検査期間も短縮されました。一方で、通常の検査を行っても結果が得られない(検査不能となる)製品が、ごく稀ですがあります。そのような検査不能の製品については、別の方法で検査を行います。その際は、追加料金は発生しませんが、長い検査期間(1ヵ月程度)を要します。
    4. 検査が終了した製品は当方で処分しますが、着払いでの返送、又は御来所での引き渡しにも応じますので、ご希望の方はご連絡ください。
  4. 備考

    (公財)競走馬理化学研究所規程

    馬の飼料検査受託規程

    飼料検査依頼要領